――誰の紹介をしてくれるんですか？
「吉野香織ちゃんの紹介をしようと思います」
――どんな人ですか？
「一言で言うと、もうすんごく可愛い！小柄じゃないんだけど、俺と比べるとやっぱり小さいし。顔も可愛いし、性格も可愛いし、雰囲気も可愛い。ちょっと人見知りするけど、仲良くなると色々話してくれるし素直だし、いい子ですよ。ただ、色々悩んだり考えすぎたりってのが多いかなあ。でも真剣に自分と向き合える数少ないタイプだと思う」
――その人のいいところは？
「何を差し置いても可愛いこと。それから、俺と一緒にいても見劣りしないのはすごいよね」
――あなたとその人が知り合ってどれくらいになりますか？
「３年ちょっとになります。高１の入学式で出会ったので。すごいなー、もう２年以上一緒にいるのかあ。基本的にいつも一緒だから、高校生活のこれまでの思い出には絶対香織ちゃんがいる。それってすごく幸せだよなあ」
――第一印象は？
「何よりも先にまず可愛いと思いました。それから、緊張しているのがすごく伝わってきて。あー人見知りするタイプなんだってのはすぐにわかったので、最初からオープンに接するようにしました。そのお陰で今も一緒にいられるんだから、あの時の俺の判断は正しかったと思ってます」
――では今は？
「今も可愛いですよ。あ、でも昔に比べてもっともっと可愛くてしょうがないようになった。俺のことすごく信頼してくれるし、随分丸くなって当たりもソフトになったし。それからすごく強くなったと思う。芯が通ってるって言うか。本人がそれに気づいてないのがまた可愛いんですけどね。自覚したらどうなるのかな（笑）」
――あなたとその人との間にあったエピソードを一つ話して下さい。
「じゃあねー、タバコ。香織ちゃん、高１の時はタバコ吸ってたんだけど、俺がずっと『やめて』って言い続けてたらやめてくれた。去年の梅雨くらいから禁煙を頑張るようになって、今ではもう大丈夫みたいです。うん、未成年だからどうこうって以前にタバコは身体に悪いので。香織ちゃんがやめてくれて安心しました」
――あなたはその人のことをどう思っていますか？ぶっちゃけて下さい。
「好きです。香織ちゃんの親友の座をキープし続けてられるのも嬉しいんだけど、一生このポジションにいるつもりもないんで」
――最後に、相手に一言お願いします。
「これからもよろしく。それこそ末永くね。むしろ死んでも一緒のお墓に入るつもりだから。これからも仲良くしようね」